不動産ニュース / イベント・セミナー

2018/5/28

IREM会長が来日、記念セミナーを開催

「世界の本部認定支部の中でも日本は高く評価されている」と話した、2018年度IREM会長のDonald氏

 IREM JAPANは23日、「ホテル日航熊本」(熊本市中央区)で記念セミナーを開催した。

 セミナー開始に先立ち、来日中の2018年度IREM会長のDonald B. Wilkerson氏が挨拶。IREMのブランド改革について触れ、「ロゴマークを変えただけでなく、考え方も刷新した。市場は日々変化しており、われわれも変化していかなくてはならない。さまざまなキャリアのCPMに対し、どの段階にある人にも公平で有効な支援を行なっていく」とした。また、「日本はメンバーが着実に増え、めざましい成長を遂げている。世界中の本部認定支部の中でも高く評価されており、今後ますますの活躍を期待したい」と話した。

 第1部では、ミリーヴ(株)会長の川口 雄一郎氏が「ドキュサインが変える不動産賃貸業の未来」をテーマに、自身の考えを披露。ドキュサインとは、オンライン上で合意書の署名や転送を行なう電子署名用のプラットフォームのこと。これを利用することで、「賃貸仲介プロセスのペーパーレス化、業務処理の自動化が可能になる」とし、「仲介会社、管理会社、保証会社すべてのコストを低減し、顧客満足度の向上につながる」などと述べた。

 第2部のセミナーは、「シェアリングエコノミーの最前線」をテーマに4名が登壇。(株)アルマデ代表取締役の本田 幸一郎氏は、自社で行なっている民泊ビジネスの事例を紹介。「民泊はターゲットやコンセプトの決定が最重要」とし、「医療を日本で受ける外国人富裕層をターゲットとした民泊も有効」とした。(株)MASSIVESAPPORO・セールスマネージャーの川上将司氏は、民泊投資の成功・失敗の具体例を披露した。
 軒先(株)代表取締役の西浦明子氏は、自身の経験からヒントを得た現在の事業「軒先パーキング」「軒先ビジネス」について紹介。「ちょっとしたスキマスペースをユーザーニーズとうまくマッチングすることで収益化につながる」と話した。(株)スペースマーケット代表取締役の重松大輔氏は、時間貸し運用時のポイントについて「ハウスルールはしっかり設定し利用前に必ず伝えること、また、スマートロックや防犯カメラの設置も考慮する必要がある」とアドバイスした。

この記事の用語

シェアリングエコノミー

空き状態にあるモノや技能の個人間の貸し借りを、情報通信システムを活用して仲介するサービス。英語でSharing economy。

続きはR.E.wordsへ

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第18回 ジバコー 「原点」を語る

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