不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/6/8

首都圏白書、都市のスポンジ化対応策を報告

 「平成29年度首都圏整備に関する年次報告」(30年版首都圏白書)が8日、閣議決定された。

 白書では、「首都圏における『都市のスポンジ化』への対応および都市の魅力・活力の向上」をテーマに取り上げ、現状分析や各地で取り組まれている好事例を紹介。「空き家、空き地等が、都市の中心部や郊外部などあちこちで不規則に発生する『都市のスポンジ化』は、都市の活力の低下や居住環境の悪化をもたらす」とし、空き家等を資源としたまちづくりや、不動産事業者のノウハウを活用した空き家等の流通促進等の取組事例について報告した。

 「首都圏の魅力・活力の向上」については、ナイトタイムエコノミーの振興や、シェアサービスを活用した取り組み等を紹介。老朽化ビルのコンバージョンや、エリア一帯に及ぶリノベーションの事例を取り上げたほか、企業やオフィス・自宅以外の第三の働く場所(サードワークプレイス)など、働き方改革に資する就労拠点の展開についても触れた。

 また、首都圏整備計画の実施状況として、人口・産業機能等の動向、生活環境や社会資本の整備状況等を報告している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。