不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/6/21

首都圏居住用賃貸、成約件数5ヵ月ぶりに増加

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は21日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2018年5月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は1万6,356件(同1.1%増)と、5ヵ月ぶりに増加した。成約の約56%を占める既存(中古)マンションが5ヵ月ぶりに増加したため。地域別の成約数は、東京23区7,436件(同1.6%増)、東京都下1,246件(同9.7%減)、神奈川県4,437件(同9.4%増)、埼玉県1,468件(同11.2%減)、千葉県1,769件(同0.2%増)。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万8,800円(同0.8%下落)と、3ヵ月ぶりの下落。アパートは6万3,500円(同0.8%上昇)と、再び上昇した。09年1~12月の各月を100とした賃料指数は、首都圏平均でマンションが88.8(前月比0.5ポイント低下)、アパートが97.8(同0.5ポイント低下)となった。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,639円(前年同月比1.3%上昇)で、連続上昇は11ヵ月に達した。アパートも2,289円(同5.7%上昇)となり、15ヵ月連続の上昇となった。賃料指数はマンションが93.7(前月比1.1ポイント低下)と3ヵ月ぶりの低下。アパートは97.4(同2.7ポイント上昇)と6ヵ月ぶりの上昇となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。