不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/8/31

住宅購入、比較検討時に重視するのは「立地」

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は30日、住宅取得における行動、意向に関する意識調査結果を発表した。全国の25~39歳までの直近3年以内の住宅購入者、今後3年以内の住宅購入検討者を対象に、Webアンケート調査を実施。調査期間は6月29日~7月4日、有効回答数は900。

 住宅購入検討時に重視した点については、建売・注文住宅とも「立地・周辺環境」(80.9%)がトップに。注文住宅検討者・既購入者は「住みたい家の性能の高さ(断熱性・気密性・防音性等)」や「インテリアデザイン」を重視する回答が高かった。
 一方、検討時に不安視していた点を尋ねると、全体では「建物の性能に関する知識不足」(57.1%)が最多。次いで「立地・周辺環境に関する情報不足」(53.4%)となった。特に、建売住宅検討者・既購入者は「立地・周辺環境に関する情報不足」の回答割合が高く、注文住宅検討者・既購入者では「住宅性能に関する知識不足」が高かった。

 住宅購入を検討する際に参考とした情報は、「住宅展示場やモデルハウス」(62.4%)がトップに。注文住宅検討者・既購入者はもとより、建売住宅検討者・既購入者も「展示場やモデルハウス」を参考情報としていることが分かった。

 建売住宅の検討理由については、「価格が明示されていること」や「間取りや内装が決まっていること」が多数を占めた一方、課題や不満として「自分で決められないこと」や「他の家と似ている」などが挙がった。
 注文住宅の検討理由では、「間取りや内装について自分の理想のイメージが実現できること」がトップに。一方で、「金額」「間取りや内装などを自分で決めることが手間」「理想の家づくりが自分にできるか自信がない」などの課題や不満があった。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。