不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/9/5

賃貸見学物件数、平均2.9件で過去最少

 (株)リクルート住まいカンパニーは5日、「2017年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」結果を発表した。1都3県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)で、17年4月1日~18年3月31日に入居した18歳以上の男女が対象。有効回答数は801。

 不動産会社店舗への訪問数は平均1.6店舗で、長期的に減少傾向にあり、「ひとり暮らし」では過去最低の1.4店舗に。部屋探しの際の物件見学数も平均2.9件で過去最少。減少傾向が続いている。

 部屋探しにおいて最も決め手となるのは「家賃」。一方、やむを得ず諦めた項目は「築年数」がトップだった。

 次に引っ越す際に欲しい設備については、昨年同様「エアコン(74.7%)」「独立洗面台(63.0%)」「TVモニター付きインターフォン(58.0%)」が上位に。「24時間出せるゴミ置き場(40.8%)」「浴室乾燥機(39.4%)」は、それぞれ昨年より8ポイント以上増加した。
 家賃が上がっても欲しい設備の1位は「追い焚き機能付きの風呂(70.2%)」。満足度の高い設備は「24時間出せるゴミ置き場(71.1%)」がトップに。3位の「宅配ボックス(66.5%)」と合わせ、利便性の高い設備の満足度が高い。

 DIY・カスタマイズ実施経験率は、3年連続上昇で過去最高の18.9%に。前回調査から、2人世帯のDIY・カスタマイズ実施経験率増加が著しく、13.0ポイント増加している。

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