不動産ニュース / 開発・分譲

2018/9/5

ロボット実証実験で省人化を検証/三菱地所

本来あるべきではない防火シャッター下の看板を検知する「SQII」

 三菱地所(株)は3日、「横浜ランドマークタワー」(横浜市西区)で、人工知能(AI)等を搭載した警備・清掃・運搬を担う複数のロボットを導入し、施設運営管理に活用する実証実験を開始した。

 同施設は地上70階地下4階建て、延床面積約40万平方メートルの商業・オフィス複合ビル。大規模施設における実験を通じて、省人化の効果の検証やロボット活用の用途、大勢の人が行き交う空間での課題等の洗い出しを行なう。

 導入したのは、同社が出資するロボット開発会社SEQSENSE社が開発した警備ロボット「SQII」ほかカナダのAVIDBOTS社製清掃ロボット「Neo」、ドイツのDeutsche Post AG社製運搬ロボット「PostBot」、フランスのロボットメーカーEffidence社製運搬ロボット「EffiBOT」の計4タイプ。

 「SQII」は、独自の3Dレーザーセンサーを搭載しており自律走行が可能。三次元空間を認識して立体地図を作成し、巡回の度に正常な状態との差分から異常を発見する機能を持つ。不審物が置かれてないか、本来あるべきものがなくなってないかなどを確認することもできる。今回の実証実験では、実際に警備員を1名減らして、オフィスフロアや商業ゾーンの巡回警備を実施し、省人化の可能性を探る。

 「Neo」は、自動運転で、1時間当たり1,500平方メートルと広範囲を清掃することができる。遠隔でリアルタイムに作業状況の確認も可能。実証実験では深夜に清掃を実施する。

 「PostBot」は、郵便物の運搬用につくられたロボットで、最大積載重量150kg。人に付いて走る追尾機能と無人で走行する自動走行機能を持っており、館内物流の用途を検証するために導入。実証実験ではオフィスワーカーがスマホで館内の飲食店に注文した弁当のデリバリー等に用いる。同じく運搬ロボットの「EffiBOT」は運送業者とともにさまざまな用途の可能性を検証する。

 実証期間は16日まで。実導入に向けた知見を蓄積し、商業施設、オフィスビル、空港等での今後の活用を検討していく。

人に付いて走る追尾機能で弁当のデリバリーをする「PostBot」

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