不動産ニュース / IT・情報サービス

2018/9/12

兵庫宅建会員の物件情報、NARのサイトで公開

 (一社)兵庫県宅地建物取引業協会は12日、同協会の運用する「兵庫宅建たっけんクラウド」と、全米リアルター協会(NAR)の運営する不動産サイト「Realtor.com international」とを連動すると発表した。同協会会員が扱う物件情報を、NARのサイトで公開するもので、日本の業界団体では初の試みとなる。

 「兵庫宅建たっけんクラウド」は、(株)いえらぶGROUPが提供。同協会の会員会社が物件情報を登録すると容易にチラシや間取り図の作成ができるほか、顧客管理機能なども備えているシステム。同協会の物件情報サイトや、近畿レインズとも連動している。

 NARのサイトで物件情報を公開するか否かは、物件情報を登録した会員企業が「兵庫宅建たっけんクラウド」上で選択できる。国内の空き家等を海外の投資家にアピールすることで、空き家対策の一助としても期待している。データ連動は年内にはスタートしたい考え。

 「商談のための語学習得だけでなく、外国人による土地買占めなどの問題等についても、会員が知識を習得するための研修を実施したい。これに加え、早期にQ&Aやガイドラインをとりまとめていく」(同協会事務局次長:中嶋 潤氏)。

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