(一財)日本不動産研究所(JREI)は13日、「住宅マーケットインデックス2018年上期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した賃貸・分譲マンション事例データを、新築・中古(既存)(築10年)別、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)、小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格・平均利回りを都心5区や東京23区などエリア別に集計・分析した。調査期間は18年1~6月。
1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区の新築が大型6,154円(前期比5.5%上昇)、標準4,597円(同2.3%上昇)、小型4,447円(同1.1%上昇)。大型タイプは最高値、標準タイプは07年に次ぐ2番目に高い水準となった。
既存では、大型5,485円(同5.5%上昇)、標準4,221円(同2.3%上昇)、小型4,192円(同1.1%上昇)。大型・標準タイプともに最高値となった。
東京23区では、新築は、大型5,206円(同4.3%上昇)、標準3,405円(同1.5%上昇)、小型3,722円(同0.8%上昇)。既存は、大型4,655円(同4.4%上昇)、標準3,153円(同1.6%上昇)、小型3,518円(同0.9%上昇)となった。
1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築が大型195万8,000円(同14.8%上昇)、標準130万7,000円(同5.4%上昇)、小型137万1,000円(同2.5%上昇)と、全タイプで上昇した。
既存は、大型130万円(同1.2%下落)、標準113万4,000円(同3.1%上昇)、小型102万8,000円(同4.5%下落)と大型・小型タイプは低下したが、依然として高い水準。標準タイプは最高値となった。
東京23区の新築は、大型154万1,000円(同7.1%上昇)、標準102万6,000円(同1.6%上昇)、小型118万9,000円(同6.5%上昇)。全タイプ最高値となった。
既存は、大型81万7,000円(同1.7%下落)、標準79万3,000円(同1.1%上昇)、小型89万7,000円(同1.0%上昇)。標準タイプは11期連続、小型タイプは12期連続で上昇した。