不動産ニュース / イベント・セミナー

2018/12/14

18年最優秀リノベ作品は「門司港を臨む部屋」

「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018」の受章者

 (一社)リノベーション協議会は13日、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018」の総合グランプリを発表。授賞式を開催した。

 同協議会加盟企業900社超の施工事例の中から、1年を代表するリノベーション作品を決定するコンテスト。今年で6回目の開催。施工費別に、「500万円未満」「1,000万円未満」「1,000万円以上」「無差別級」の4部門に事例を分類し、ノミネート作品を選出。1次審査はSNSを活用し、消費者の「いいね!」の数で決定。最終選考は、業界新聞や雑誌など住宅系を中心としたメディアの編集者からなる委員が選考を行なった。

 今回は、前年比約1.5倍の246作品がエントリー。9月1日~10月20日に一次選考を実施、最終選考に進む64作品を選出した。「いいね!」の数は前年比約3倍の2万6,191で、参加企業数は79社。

 総合グランプリには、(株)タムタムデザイン(北九州市小倉北区、代表取締役:田村 晟一朗氏)の「黒川紀章への手紙」(1,000万円未満)を選出。同作品は、建築家・黒川紀章氏が北九州市門司港で設計した高層マンションの20階部分をリノベーションしたもの。“関門海峡への道”をコンセプトに、玄関、キッチン、リビングなどすべての空間から絶景が見渡せるよう、腰壁上部をすべてガラス張りとした。施工面積は69.08平方メートル、施工期間は3ヵ月、施工費は700万円(税込み)。

 大会を総評して、審査員から「リノベーションの可能性を感じた」「新しいプレイヤーが参入して視点が広がった」「オーダーメイドと買取再販リノベの差が大きく縮まった」などの声が挙がった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。