不動産ニュース / 開発・分譲

2019/1/10

天神の商業ビル、22年度に再開発/三菱地所

「天神MMビル(イムズ)」外観

 三菱地所(株)は、同社初の都心型商業施設「天神MMビル(イムズ)」(福岡市中央区)の営業を2021年度内に終了し、再開発に着手すると発表した。

 イムズは、1989年4月に開業し、約30年にわたって営業してきた。天神地区の賑わいの核である福岡市役所ふれあい広場に隣接し、主要な交通軸である渡辺通りにも面している。鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造地上14階地下4階塔屋1階建て。敷地面積約4,600平方メートル、延床面積約4万4,900平方メートル。

 周辺街区では、福岡市による民間ビルの建て替え誘導施策「天神ビッグバン」が推進され、規制緩和メニューを活用した開発計画が複数予定されている。同社においても新時代の天神に求められるニーズに応えるべく、再開発を行ない、これまでイムズが担ってきた機能に加え、新たな価値を創造する。計画内容は、今後都市機能の強化・魅力づくりに寄与することを念頭に検討を進めていく。

 2022年度内の工事着工を目標としている。

この記事の用語

都市再開発方針等

都市再開発法等の規定に基づき、都道府県が定める方針のこと。具体的には、次の1.から4.の方針を「都市再開発方針等」と総称している(都市計画法第7条の2第1項)。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。