日本政府観光局(JNTO)は16日、2018年の訪日外客数を公表した。
同年1~12月の訪日外国人客数推計は3,119万1,900人(前年比8.7%増)となり、統計を開始した1964年以降で最多となった。
東アジア市場を中心に自然災害による旅行控えがみられたものの、年末までに同市場のすべてで前年同月を上回るまで回復。また、東南アジア市場における訪日旅行プロモーションが需要を創造、欧米豪市場については、好調なクルーズ船需要やグローバルキャンペーンの実施により、年間を通じて好調に推移した。
国別では、中国が838万100人(同13.9%増)となり、全市場ではじめて800万人を達成。また、タイが113万2,100人(同14.7%増)となり、東南アジア市場で初めて100万人を突破した。
欧米では、米国が152万6,500人(同11.0%増)で最多。以下、英国の33万4,000人(同7.6%増)、カナダの33万500人(同8.2%増)と続いた。
この結果、調査している20市場のうち、香港(220万人、同1.1%減)を除く19市場で過去最高を記録した。
一方、出国日本人数は1,895万4,000人(同6.0%増)となった。