三菱地所(株)は30日、同社が運営管理する「国際新赤坂ビル」(東京都港区)と隣接建物の将来的な建替えに向け、(株)東京放送ホールディングス(TBS)と事業協定書を締結した。締結に伴い、三菱地所は国際新赤坂ビル等の閉館を決定。10年後の竣工を目指し、両社共同で建替計画の検討を進めていく。
「国際新赤坂ビル」は、敷地面積約1万3,100平方メートル、延床面積約8万1,000平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造、東館地上25階地下3階建て、西館地上19階地下3階建て。竣工は1980年。隣接建物は、鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建て、延床面積約3,900平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建て。竣工は2003年。
同事業では、国際的なビジネス拠点やメディア発信拠点として、赤坂の新たな顔となる象徴的な空間を創出。近接するTBS本社・劇場・ホール・商業施設等、メディア系企業の集積との相乗効果を生み出すための面的連携を図る。東京メトロ千代田線「赤坂」駅直結の特性を生かした空間づくりを行ない、最先端の技術等を駆使した新たなエンタテインメント・サービスを体験できる施設などを計画する。
今後は2社だけでなく、さまざまなノウハウ・技術を持つ多様なパートナーとともに推進していく予定。