不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/2/26

首都圏賃貸成約数、2ヵ月連続で減少

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2019年1月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は2万227件(前年同月比2.1%減)と、2ヵ月連続で減少。地域別にみると、東京23区が9,434件(同2.0%減)、東京都下1,818件(同1.4%減)、神奈川県5,351件(同1.9%増)、埼玉県1,746件(同1.0%増)、千葉県1,878件(同15.4%減)となった。

 神奈川県はアパートが牽引し、4ヵ月連続でプラスを維持。昨夏から回復傾向の埼玉県も微増。首都圏のアパートは23区の増加などにより、再びプラスとなった。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万7,200円(同0.7%下落)となり、反転下落。アパートは6万4,700円(同1.4%上昇)と4ヵ月ぶりに上昇した。09年1~12月の各月を100とした賃料指数は、首都圏平均でマンションが90.6(前月比5.6ポイント下落)、アパートは100.3(同0.3ポイント上昇)だった。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,687円(前年同月比0.6%上昇)と4ヵ月ぶりに上昇、アパートが2,380円(同0.7%下落)と18年より続いていた上昇が下落に転じた。賃料指数はマンションが94.1(前月比1.8ポイント下落)、アパートが96.6(同2.3ポイント下落)となった。

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