不動産ニュース / リフォーム

2019/3/27

保土ヶ谷で神奈川県住宅供給公社初の1棟リノベ

「アンレーベ横浜星川」外観
階段室入り口の壁はタイル張りに

 神奈川県住宅供給公社は、同公社初の1棟リノベーション賃貸住宅「アンレーベ横浜星川」(横浜市保土ヶ谷区、総戸数32戸)を竣工。27日、報道陣に公開した。

 相鉄本線「星川」駅より徒歩14分、JR横須賀線「保土ヶ谷」駅から徒歩16分。鉄筋コンクリート造地上4階建て。1954年築の公社賃貸住宅「桜ヶ丘共同住宅」の改修プロジェクト。間取りは2DK、専有面積37.30平方メートル。改修検討開始当時の空室は10戸程度だったが、建物老朽化や空室率の上昇などを踏まえ、空室の改修だけでなく建物全体の大規模改修に踏み切った。

 空き住戸は「フルリノベーション」を実施。建物の外に新たな配管を通した上で、元は南側にあったキッチンや浴室を北側に移動。設備も一新した。北側に水回り設備を集約することで、日当たりの良い南側をすべて居室として活用できるようにしている。居室の床材は神奈川県産の杉無垢材を採用。間取りは1LDKに変更した。
 入居中の住戸は、入居者に一時的に転居してもらって行なう「部分リノベ」(洋室化(床材張り替え)、給湯器刷新、洗濯機置き場の新設)もしくは入居したまま行なえる「必須リノベ」(部分リノベの洋室化以外)を選択してもらった上で、必要最低限の改修を行なっている。いずれも退去次第フルリノベを行なう予定。27日時点のフルリノベ住戸は19戸、部分リノベ住戸が4戸、必須リノベ住戸が9戸。

 建物全体では、外断熱工事を行なったほか、Low-E複層ガラスの採用等で断熱性能を向上。外壁は全面的に塗りなおしているほか、階段室入り口にはモザイクタイルを採用し、アクセントにした。建物全面に設置した配管をアルミルーバーで隠すことで、スタイリッシュな雰囲気に仕上げた。防犯カメラや宅配ボックスも新設する。総工事費用は約3億5,000万円。

 一般募集住戸は8戸。月額賃料は6万2,100~6万5,300円(別途共益費4,300円)。現地申し込み受付・オープンルームを27~31日に開催。すでに数件の問い合わせを得ている。入居開始は5月10日を予定。

 同公社では、今回のノウハウを生かし、比較的アクセスのよい小規模タイプの団地で、1棟リノベ事業を展開していきたい考え。

キッチン等の水回りを北側に集約
元DKだった南側の部屋を居室に

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