不動産ニュース / 開発・分譲

2019/3/28

高層ZEH-M実証事業の7物件を販売/大京

 (株)大京と(株)穴吹工務店は28日、経済産業省の「平成30年度 高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」として、採択された10物件のうち、7物件の販売活動を開始したと発表した。

 同実証事業は、集合住宅のZEH化を推進するための設計ガイドラインを策定する目的で、設計仕様やエネルギー性能に関する情報を提供する事業者に対し、ZEH化にかかる費用の一部を補助するもの。

 ZEH-Mとは、断熱性能を大幅に高め、さらに高効率設備・システムを導入することで快適な室内環境を保ちつつ、エネルギーの消費量を削減したマンション。同事業では、ZEH-Mの評価基準のうち、共用部を含む住棟全体の年間の1次エネルギー消費量を20%以上削減することが条件の「ZEH-M Oriented」を達成することが採択基準となっている。

 大京グループでは、健康と家計、地球環境に配慮した「人にも、地球にもやさしい暮らしの新基準」を策定。高い断熱性で冬でも暖かく、パッシブデザインの採用で夏も涼しく過ごすことができるマンションの供給を目指す。高効率設備(エネファーム等)で光熱費を削減。ZEH-M住戸1戸当たり、ひと月に「ブナの木約8本」を植えるのと同等のCO2排出量を削減していく。

 販売活動が始まった物件は、「ライオンズ札幌大通公園ミレス」(札幌市中央区、総戸数54戸)、「ライオンズ会津大町レジデンス」(福島県会津市、総戸数52戸)、「ライオンズ船橋本町マークスフォート」(千葉県船橋市、総戸数34戸)、「ライオンズ長津田グランリーフ」(横浜市緑区、総戸数64戸)、「サーパス甲府徳行グランテラス」(山梨県甲府市、総戸数53戸)、「サーパス上之木四丁目」(島根県松江市、総戸数50戸)、「サーパス船越」(広島市安芸区、総戸数38戸)の7物件。

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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