不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2019/4/3

お茶屋建築をクラウドファンディングでコリビング施設に

 (株)エンジョイワークスと(株)八清、(株)ONDからなるUNKNOWN京都有限責任事業組合(UNKNOWN KYOTO)はこのほど、まちづくり参加型クラウドファンディング「ハロー!RENOVATION」において、投資型クラウドファンディング「<京都>五條楽園エリア再生ファンド【投資型】」の募集を開始した。

 五條楽園は、江戸時代後期以降に繁栄した京都最大の遊郭地帯で、貴重なお茶屋建築などの風景が残されているエリア。

 同プロジェクトでは、2棟続きの建物の構造やお茶屋建築の特徴をうまく生かしながら、ゲストハウス・シェアオフィス・コワーキングスペース・飲食店などが一体となったコリビング施設「UNKNOWN KYOTO GOJO‐RAKUEN」として利活用するもの。

 1口金額は5万円に設定。募集金額は4,000万円となる。想定利回りは年3%(税引前)。

 運用期間は5年2ヵ月の予定で、6月30日まで募集する。また、投資家には、宿泊利用や、シェアオフィス利用等の各種施設利用などの特典を付与する方針。

 3社は今後、それぞれの強みを生かして、京都の知られていない魅力的なエリアや建物を発掘し、まちの魅力を承継・活性化させていく考え。

既存建物南棟の玄関

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