(株)コスモスイニシアは10日、2019年3月期決算(連結)を発表した。
当期(18年4月1日~19年3月31日)は、売上高1,046億600万円(前期比3.7%増)、営業利益53億8,000万円(同10.5%増)、経常利益50億5,000万円(同15.6%増)、当期純利益45億6,200万円(同23.5%増)。
主力のレジデンシャル事業では、新築マンションの引渡戸数が減少した一方、新築一戸建ておよび中古マンションの引渡戸数が増加。売上高386億4,400万円(同1.2%減)、セグメント利益11億7,100万円(同2.5%増)となった。
ソリューション事業では、不動産サブリースの転賃戸数、1棟投資用不動産の引渡棟数が増加したほか、ホテル「MIMARUシリーズ」の運営を開始したこと等で、売上高538億6,500万円(同13.0%増)、セグメント利益53億2,900万円(同9.6%増)となった。
次期は、売上高1,100億円、営業利益58億円、経常利益52億円、当期純利益43億円を見込む。
併せて、中期経営計画(19~21年度)も発表。CSVの実践による社会的価値の創出、社会環境の変化に対応する都市環境のプロデュースなどを経営方針に掲げ、21年度の売上高1,350億円、営業利益81億円を目指す。
セグメント別では、レジデンシャル事業で、単身・DINKS世帯や、アクティブシニア向けの商品・サービスの展開に注力。21年度の売上高500億円を目指す。ソリューション事業では、共同出資型不動産「セレサージュ」の展開を加速するほか、レンタルオフィス「MID POINT」に続く、新商品・サービスを開発。21年度売上高490億円を見込む。