不動産ニュース / ハウジング

2019/5/15

積水ハ、工業化住宅で英国住宅市場に参入

 積水ハウス(株)は14日、英国の住宅市場への本格参入を発表した。現地の行政機関であるHomes England(以下、HE)と、総合不動産会社Urban Splash(以下、US社)とパートナーシップを組み、これまでに日本国内で培ってきた工業化住宅のノウハウを生かす。

 US社が新たに設立したUrban Splash House Holdingsの調達した5,500万ユーロ(日本円で約82.5億円)のうち、積水ハウスが2,200万ユーロ(約33億円)を出資。これとは別に英国政府もHEを通じて3,000万ユーロ(約45億円)の出資と融資を実施する。これらの資金をもとに、工業化住宅建設の手法を採用した新規住宅の供給を進めていく。

 積水ハウス代表取締役社長の仲井嘉浩氏は、「当社の強みである高品質な住宅を短工期で供給できる工業化住宅の技術・ノウハウの提供は社会課題解決の一助となる可能性がある。3社で協力し、早期に事業を立ち上げていきたい。また、地域活性化にも寄与できるよう、地元と強いコネクションを持てるように努めていく」とコメントした。

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プレハブ住宅

現場での施工の前に、あらかじめ工場で部材の加工、組立てを行ない、それを現場で組み立てる住宅。生産性の向上、質の均一性、精度の向上を目的とし、現場作業を軽減させることから工期も短縮できる。また、工場生産により価格が抑えられることなどの特徴がある。

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