不動産ニュース / 団体・グループ

2019/5/22

ARES、新会長に杉山博孝氏

「リートの認知を深め、広範な投資家に投資いただけるように、全力で取り組んでいきたい」などと意気込みを述べる杉山新会長

 (一社)不動産証券化協会(ARES)は22日、帝国ホテル(東京都千代田区)で、第17回定時社員総会を開催した。

 2018年度事業報告および決算を承認したほか、19年度の事業計画および予算について報告した。また、役員改選期にあたり、新会長に杉山博孝氏(三菱地所(株)取締役会長)を選任。前任の岩沙弘道氏(三井不動産(株)代表取締役会長)は相談役に就任した。

 19年度は、投資対象資産の多様化(ヘルスケア、海外不動産、インフラ等)に向けた具体的施策の展開、SDGs(持続可能な開発目標)およびESG(環境・社会・ガバナンス)投資に関する具体的な協会活動の着手、個人投資家層の開拓、会員研修およびマスターの継続教育における内容の充実と体系の見える化などを重点課題として掲げ、投資市場拡大に向けた取り組み等を実施していく。

 総会後の懇親会および記者懇談会で挨拶に立った杉山新会長は、業界のさらなる発展に向け、ESG投資・SDGsへの取り組み、AI・IoTなど技術革新の潮流を捉えた不動産証券化ビジネスのさらなる進化、コンプライアンスの3つが重要であると強調。
 「岩沙前会長が、厳しい時代を乗り越え整備してきた市場を、今後どのように発展させていくのか。そこを期待され、指名を受けたと思っている。資産規模30兆円の目標を達し、リートの認知を深め、広範な投資家に投資いただけるように、全力で取り組んでいきたい」などと意気込みを述べた。

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