不動産ニュース / IT・情報サービス

2019/9/6

大和LN、「IT重説」社会実験第1号を実施

IT重説社会実験の模様

 大和ライフネクスト(株)は、(一社)マンション管理業協会が国土交通省の協力のもとに実施する、ITを活用した重要事項説明等(IT重説)に係る社会実験に参加。1日、同協会関係者等の立ち合いのもと、初めてIT重説を行なった。

 マンション管理適正化法72条に基づく重要事項説明は、マンションの管理者等に対し、管理業務主任者有資格者により書面での交付および対面による説明を行なうことが規定されているが、IT重説では、重要事項説明書の電子ファイルを用いて、パソコン・タブレット・スマートフォン・テレビ等の端末越しに説明を実施する。

 社会実験の第1号となるIT重説は、神奈川県内にあるマンション管理組合理事長の協力を得て実施。同社担当者と理事長側双方でパソコンを立ち上げ、市販のTV会議システムを使い、あらかじめ理事長に送付していた重要事項説明書の電子ファイルを画面上に投影し、対面同様に説明・質疑応答を実施した。

 実施後には、説明の聞き取りやすさ、説明者の表情の分かりやすさ、対面していないことに対する問題点や負担感、疲労感など、IT重説の感想を理事長にヒアリングした。

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重説IT化

不動産取引における重要事項説明を、インターネット等を活用して対面以外の方法で行なうこと、またはその方法を導入すること。 重要事項説明は、宅地建物取引士が対面で行ない、書面を交付しなければならないとされていた(宅地建物取引業法)。

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