東京建物(株)は19日、経済産業省「平成31年度 超高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」において、同社の「(仮称)Brillia Tower 聖蹟桜ヶ丘 ブルーミングレジデンス」(東京都多摩市、総計画戸数520戸、33階建て予定)が首都圏初・唯一の事業として採択されたと発表した。
昨年度、住宅用途部分が6層以上ある集合住宅を対象に「平成30年度 高層ZEH-M実証事業」が公募されたが、超高層集合住宅での採択はなかった。そこで今年度から、超高層ZEH-Mの普及を目的に、住宅用途部分が21層以上の集合住宅を対象とした「平成31年度 超高層ZEH-M実証事業」を新設、公募を行なった。
採択されたマンションは、外壁等の断熱性能の向上や高断熱サッシの採用、高効率給湯器設備の採用などにより、昨年4月に経済産業省から公表された6階建て以上の高層住宅において目指すべき水準である「ZEH-M Oriented 」の基準を満たしている。
同社は、経済産業省が掲げた「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という政策目標を踏まえ、今後もZEH-Mの普及に向けた取り組みを推進していく。