不動産ニュース / 開発・分譲

2019/10/10

「HARUMI FLAG」にAIによるAEMSを導入

 大規模複合開発「HARUMI FLAG」(東京都中央区)の特定建築者11社(※1)と、(株)日立製作所は、「HARUMI FLAG」において、AIによる電力需要予測機能を搭載したAEMS(※2)「HARUMI AI-AEMS」を導入する。

 「HARUMI FLAG」は、住宅棟23棟5,632戸と商業施設からなる大規模なまちであり、多くのエネルギー需要が見込まれる。また、新エネルギーとなる水素や太陽光などを活用した多重なインフラを活用するため、複雑なエネルギー管理も求められる。

 そのため街区全体を繋ぐエリアネットワークによって、各街区の大容量のエネルギー情報データを一元管理し、効率的なエネルギー運用の実現を目指す。収集したエネルギー情報(電力使用実績や気象情報など)を分析することで、より精度の高い需要予測が可能となり、効率的な水素消費計画や諸設備の制御運転などによるピーク抑制計画の立案が見込める。

 AIの学習機能によって、実績を重ねることでより高精度の予測も可能となる。さらに環境負荷の低減を実現し、電気料金など管理におけるコスト面でのメリットも期待できる。

(※1)三井不動産レジデンシャル(代表会社)、三菱地所レジデンス(株)、野村不動産(株)、住友不動産(株)、住友商事(株)、東急不動産(株)、東京建物(株)、NTT都市開発(株)、日鉄興和不動産(株)、大和ハウス工業(株)、三井不動産(株)

(※2)Area Energy Management System(エリアエネルギーマネジメントシステム)の略称。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。