
(一社)プレハブ建築協会は11日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で第18回となる「住宅産業CS大会」を開催。会員各社社員を中心に約700人が集まった。
同大会は、協会会員各社が情報交流を行ない、業界の品質レベルを高めることを目的に、2005年に開始したもの。今年度は、「『CSへの取り組み』~お客さまと企業を末永くつなぐ責任と信頼~」をテーマとした。
事例発表では、ミサワホーム(株)カスタマーサポート推進部 コミュニケーション推進課課長の竹重明徳氏らが、自社のコールセンター機能の拡充、デスク担当者のスキルアップ支援や、Web体制強化によるオーナーリレーションの強化といった取り組みを紹介。(株)ヤマダホームズ技術本部 設計統括部 設計部 上席課長の安部文子氏は、リフォームやメンテナンス等に使用できる、オーナー向けの積立型プリペイドカードの仕組みなどを紹介した。
開会に際し挨拶した、同協会専務理事の平松幹朗氏は、「今回の講演の中で、関心を持たれた内容を自社に持ち帰っていただき、職場の仲間と共有し、ぜひ新たな取り組みを実践していってほしい。今後も大会の開催を通じて、会員各社の業績向上ならびに国民の住生活の向上に寄与していきたい」などと述べた。