東京建物不動産販売(株)は15日、インバウンドを主軸とした宿泊施設企画等を手掛ける(株)エイジェーインターブリッジ(東京都中央区、代表取締役社長:新木弘明氏)と共同開発した、既存京町家を活用したコンセプト型ホテル「THE MACHIYA SHINSEN-EN」(京都市中京区)をグランドオープンした。
同社のアセットソリューション事業のノウハウと、エイジェーインターブリッジが2009年から手掛けてきた京町家再生と宿泊施設運営のノウハウを組み合わせたホテルプロジェクト。老朽化した空き家の京町家を同社が取得して全面的な補強・改修工事を実施した上で、建物を再生。さらに京町家の要素を取り入れた新築棟を増築した。
再生した京町家の1階部分にはレセプションとラウンジ、2階には客室2室を設けた。新築棟は京町家と一体感を持たせたデザインとし、キッチン・洗濯機を設置して長期滞在にも対応できるようにしている。
地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩5分。京町家棟(客室数2室)は木造2階建て、新築棟(同19室)は鉄骨造3階建て。エイジェーインターブリッジが運営していく。