不動産ニュース / 開発・分譲

2019/10/23

住友不、西新宿の再開発ビルが竣工

「住友不動産新宿セントラルパークタワー」外観

 住友不動産(株)は23日、東京・西新宿で開発を進めていた超高層オフィスビル「住友不動産新宿セントラルパークタワー」(東京都新宿区)の竣工を発表した。

 都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩5分、JR他「新宿」駅からも徒歩13分に立地。敷地面積は5,615.68平方メートル、建物は鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造・一部鉄筋コンクリート造地上33階地下2階建て、中間免震構造を採用している。延床面積は6万516.82平方メートル。

 従前の開発地は、木造住宅などの老朽建物が密集し、狭隘道路に囲まれていたことなどから周辺に比べて開発が遅れていたが、周辺地域の再開発によって前面道路が拡幅されたために事業が急速に進捗。歩行者ネットワークを強化する歩道状空地や災害時の一時避難場所となる広場を敷地内に整備するなど、ワーカーだけでなく来訪者や周辺住民にも配慮した。

 11~32階をオフィス、4~9階を賃貸マンション「ラ・トゥール新宿アネックス」(総戸数102戸)で構成。オフィス部分は、1フロア1,476.41平方メートルの整形空間で、天井高は3mを確保。天井から足元までの大きな開口も特徴となる。1フロアを39ゾーンに分けたゾーン空調なども採用している。

 災害対策として、中間免震構造の採用に加え、複数回線受電方式や非常用発電機の実装など、停電対策も整えた。

 「ラ・トゥール新宿アネックス」は、専有面積30.60~72.00平方メートル、間取りは1K~2LDK。エントランスはオフィスと分離させ、居住者専用のエントランスホールや車寄せを設けた。ホテルライクな共用内廊下は幅約2.3mを確保し、高級感のある空間を演出した。365日常駐のコンシェルジュサービスも導入している。

 専有部は天井高最大2,550mmを確保した開放的な設えに。コンパクト対応中心のプランながら、ディスポーザーやミストサウナ、天井カセット型エアコンなど設備面も充実させた。

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