不動産ニュース / 開発・分譲

2019/10/31

広島中心部に環境配慮型オフィス/三菱地所

「新広島ビルディング」外観

 三菱地所(株)は31日、オフィスビル「新広島ビルディング」(広島市中区)が竣工したと発表した。

 広島市内でのオフィスビル開発は、「広島パークビル」(1989年竣工)、「NHK広島放送センタービル」(94 年竣工)、「広島鉄砲町ビルディング」(2009年竣工)に続き、4棟目となる。

 広島電鉄線「胡町」駅徒歩1分に立地。広島市中心部の主要道路「相生通り」に面し、オフィス中心地区に位置する。鉄骨造地上14階建て、敷地面積1,090平方メートル、延床面積1万1,480平方メートル。

 建築基準法が定める耐震性を1.25倍上回る耐震設計とし、高い防災性能を備えたほか、高効率の空調設備・Low-eペアガラス・LED照明を採用するなど、省エネ・低炭素化に貢献する。「DBJ Green Building認証制度」(日本政策投資銀行)においても「極めて優れた『環境・ 社会への配慮』がなされたビル」として認証されている。

 外観は、シャープな縦ラインを強調したデザイン。1階のエントランスは高さ4mの吹き抜けとし、エレベーターホールには、呉市で産出され、国会議事堂の外装にも使用されている花崗岩「議員石」を採用した。

 基準階フロアは、有効面積約173坪、天井高2.8m、奥行11m。開放的な無柱空間を確保し、レイアウトの自由度を高めた。ビル内の駐車場には、タイムズ24(株)が提供するカーシェアリングサービス「タイムズカーシェア」を導入する。

 1・2階には、レンタルオフィスを運営する「リージャス」が入居。立地と機能性をテナントから評価を得て、満室稼働となっている。

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