不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/11/26

主力の賃貸事業は好調に推移/森ビル20年3月期2Q

 森ビル(株)は26日、2020年3月期中間決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~9月30日)は、営業収益1,203億円(前年同期比9.2%減)、営業利益305億円(同15.2%減)、経常利益272億円(同21.0%減)、当期純利益180億円(同16.3%減)。ビル売却の引き渡し時期が下期寄りとなり減収減益となったが、各事業は期初の予定通り順調に推移した。

 主力の賃貸事業は、オフィス・住宅ともに高稼働・高単価を維持し、好調に推移。「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless」等の高集客も収益に寄与し、営業収益は771億円(同2.6%増)。

 分譲事業は、ビル引き渡し時期の影響により営業収益185億円(同45.7%減)。施設営業事業は、ホテル事業が稼働率、単価ともに高い水準で推移し、営業収益149億円(同1.3%増)。海外事業は、オフィス等は高稼働を継続しつつも、為替変動の影響により営業収益122億円(同10.9%減)。

 下期は、20年1月に大規模オフィス「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」をほぼ満室で竣工する予定で、業績への貢献を見込む。また、11月25日に「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を着工した。

 通期の業績予想については、営業収益2,560億円、営業利益620億円、経常利益は580億円、当期純利益は370億円で増収増益を見込む。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。