リビン・テクノロジーズ(株)は26日、「空き家問題」に関する調査結果を発表した。同社が運営するサイト「リビンマッチ」を利用する30歳以上の男女204人を対象に調査した。
自宅近所に空き家があるかを尋ねたところ、41.7%が「ある」と回答。その空き家についてどう思うかについては、「特に何とも思わない」が43.5%でトップと、半数弱が無関心だった。以下「もったいない」(34.1%)、「危険」(11.8%)、「不快」(9.4%)と続いた。
空き家がもたらす問題について、近所に空き家がある人とない人それぞれに聞くと、いずれも「草木が伸び放題で邪魔」がトップだった(ある:47.1%、ない:55.5%)。近所に空き家がある人は「景観の悪化」(36.5%)、「衛生環境の悪化」(35.3%)、「建物の老朽化による倒壊の危険」(34.1%)と続いたが、ない人は「建物の老朽化による倒壊の危険」が52.1%と高く、以下「ゴミなどの不法投棄の誘発」(47.1%)、「衛生環境の悪化」(40.3%)と続いた。
有効な空き家対策については、「分からない」が18.6%でトップだったが、「税法改正・税制優遇」(11.3%)、「行政介入」(10.8%)が上位にきた。