不動産ニュース / イベント・セミナー

2019/12/16

設立40周年記念のフォーラム開催/管理協

「マンション・バリューアップ・アワード 2019」部門賞受賞者たち。工事部門の西京極大門ハイツ管理組合法人理事・佐藤義雄氏(左から3番目)がグランプリを受賞した

 (一社)マンション管理業協会は13日、設立40周年を記念した「マンション イノベーション フォーラム 2019」を、すまい・るホール(東京都文京区)で開催した。

 マンション管理におけるさまざまな取り組みや事例についてナレッジ共有を図るとともに、次世代のマンション管理について考え、業界における今後の課題解決ならびにイノベーションにつながる活動の一環として開催。近畿大学で「近大マグロ」のプロデュースを手掛けた(株)DG TAKANO COO 横山創一氏が、「未来を創る個人と組織の在り方」をテーマに特別講演を行なったほか、29歳以下の管理会社の若手社員が未来のマンション管理像についてプレゼンテーションした。

 昨年までの「マンションいい話コンテスト」をリニューアルし、新たに実施した「マンション・バリューアップ・アワード(MVA)2019」の公開最終審査および表彰式も実施。今回は、全国の管理会社社員や管理組合より779件の応募があった。

 「マンションライフ」「工事」「防災」「財政」「高齢者対応」の5部門からそれぞれグランプリノミネート作品を選出。工事部門から、西京極大門ハイツ(京都市右京区)管理組合法人理事の佐藤義雄氏の「省エネ・創エネで共用部分電気代を97%削減」がグランプリを受賞した。審査委員長の横浜市立大学国際教養学部教授・齊藤広子氏は、「グランプリ選出の理由は、日々の努力に他ならない。自分たちの住まうマンションを少しでも良くしたい、その思いがあってチャレンジしている姿勢が評価された」と講評した。

 主催者挨拶に立った同協会理事長の岡本 潮氏は、「マンション管理をめぐる情勢は大変厳しく、問題は山積している。日々イノベーションを続けていかなければ、日本のマンションを支えられない。若い人たちを中心に、マンション管理業のイノベーションに取り組み、ビジネスモデルを大きく変えていってほしい」などと話した。

「若い人たちを中心に、マンション管理業のイノベーションに取り組み、ビジネスモデルを大きく変えていってほしい」とエールを送った岡本理事長

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。