(株)東京カンテイは25日、2019年11月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプの既存マンションの流通価格を70平方メートルに換算・集計。その価格変動を上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表示している。
同月は、「晴」が10地域(前月13地域)に減少。「雨」も4地域(同6地域)に、「曇」も7地域(同10地域)とそれぞれ減少した。「小雨」は12地域(同7地域)に増加。「薄日」も14地域(同11地域)に増加し最多となった。
全国で天候が改善した地域は10地域(同10地域)で変わらず。横ばいは23地域(同20地域)に増加。悪化は14地域(同17地域)に減少した。
47都道府県のうち、前月比価格が下落した地域は18地域(同26地域)に減少。北関東すべてで強含み、北陸信越地方では弱含みの傾向が見られた。また、首都圏では東京都の価格が2ヵ月連続で下落しており、「薄日」から「曇」に転落。東京都の天気が「曇」まで悪化したのは6年4ヵ月ぶりで、長らく続いたトレンドに変化の兆しが現れている。
