不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/1/10

東京・大阪共に中小ビルの高経年化進む

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は10日、東京23区および大阪市の2020年末時点での規模別・築年数別のオフィスストック量分析「オフィスピラミッド」を発表した。

 1949年以降に竣工した延べ床面積300坪以上の主な用途がオフィスであるビルを対象に、築年ごとのオフィス賃貸面積、棟数を規模別に表した。

 2020年末時点の東京23区のオフィスストック予測は、賃貸面積ベースで1,296万坪。うち中小規模ビル(延床面積5,000坪未満)が607万坪、大規模ビル(同5,000坪以上)が689坪となった。ストック全体の平均築年数は31.6年。規模別では、中小規模が32.3年、大規模ビルが23.6年となり、中小規模ビルでストックの高経年化がうかがえた。

 都心5区(中央区、千代田区、港区、渋谷区、新宿区)のオフィスストックは賃貸面積ベースで975万坪と、全体の約4分の3を占める。

 大阪市のオフィスストック予測は、賃貸面積ベースで278万坪。うち中小規模ビルは139万坪、大規模ビルも139万坪と同量となった。平均築年数は32.8年で、中小規模が33.3年、大規模が29.2年と、東京23区と同様に、中小規模の高経年化が進んでいる。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆