不動産ニュース / ハウジング

2020/1/28

4層フロアの共働き世代向け新商品/三井H

吹き抜け大空間の1.5階リビング

 三井ホーム(株)は28日、総合住宅展示場「幕張ハウジングパーク」(千葉県花見川区)で、注文住宅商品「SCARA(スカーラ)」のメディア向け見学会を開いた。

 ミレニアル世代を中心とした共働き家族がターゲット。スキップフロアの採用により、2階建てながら4層のフロアを構成。大きな吹き抜け(天井高約6m)の「スキップリビング」は、家の中心となる1.5階に配置。フロアを半階分上げることで、外部からの視線を気にすることなく、ゆったりとくつろげる空間とした。また、1階のダイニング・キッチンや、2階ホールに設置した趣味やワークスペースに使える「パノラマカウンター」とも空間をつなげることで、住戸内のどこでも家族の気配を感じながら、それぞれの時間を楽しめる暮らしを提案する。

 家事負担を軽減するために、浴室に隣接して「洗う・干す・乾かす」を集約した「ファミリーランドリー」を設置。家族の衣類を1ヵ所にまとめた「ファミリークローク」も採用した。

 さらに、防災意識の高まりに配慮し、1.5階の「スキップリビング」下の空間を防災用品や日用品などの保管スペース「スキップストック」にした。

 屋根は太陽光パネルを搭載しやすい片流れで、大容量の太陽光発電システムを標準装備。ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)への対応も可能とした。なお、同社のZEH普及率は、18年度は20%、19年度は30%、20年度には50%を目指すという。

 同社営業推進部長の吉田晋也氏は「当モデルハウスの1月の来場は、昨年と比較して2割増となっている。開放感のある空間がミレニアル世代に好評で、受注はこれからだが、検討客が多数いる状況」と話した。

 販売目標棟数は年間100棟。参考価格(延床面積35.45坪)は2,685万2,000万円(1坪当たり75万7,000円)。

この記事の用語

モデルハウス・モデルルーム

住宅販売などに当たって展示・PRのために建設された住宅または部屋をいう。住宅建築の受注や分譲住宅の販売のために建てる戸建て住宅が「モデルハウス」、マンション販売の場合などにおいて展示する部屋が「モデルルーム」である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。