(株)東急コミュニティーは11日、マンション大規模改修工事実施前に行なう建物診断の精度向上を目的に、赤外線サーモグラフィーを搭載したドローンの試行を開始した。
赤外線サーモグラフィーは、タイルの浮きや、漏水が生じている部分等、目に見えない不具合箇所を温度で特定でき、従来の目視や打診調査より正確な建物調査が期待できる。また、ドローンには可視カメラも搭載。通常困難な部位や超高層マンションについても確認できるようにすることで、一層の調査精度向上を図る。
正確な建物調査を行なうことで、建物の状態にあった工事計画立案、外壁工事等にかかる費用の見積もりの精度も向上。他の工事への予算配分も効率的に行なえるようになる。