不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/30

住友不、「中野」駅前に再開発ツインタワー

「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図

 住友不動産(株)は30日、参加組合員として参画する「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」の着工を発表した。

 同事業は中野二丁目地区市街地再開発組合が施行。市街地再開発事業と土地区画整理事業の一体的施行の手法を使い、駅前広場の拡張整備、駅周辺の交通動線整備等を進め、JR等「中野」駅南口周辺のにぎわい創出を目的とする。

 開発地は「中野」駅南口駅前の中野二丁目土地区画整理事業内に所在する。全体の区域面積は約2.4ha。更新時期を迎えた公社住宅一帯の再開発により、商業・業務棟、都市型住宅を整備し、土地の高度利用と都市機能の更新を進める。

 再開発事業はこのうち面積約1ha。建物は住宅とオフィス棟のツインタワーで、2棟合わせた延床面積は約9万9,000平方メートル。住宅棟(総戸数400戸)は地上37階地下1階建て、延床面積約1万4,900坪。オフィス棟は地上20階地下2階建て、延床面積約1万5,000坪、総貸室面積約8,000坪。共に、低層部には店舗を配置する。このほか、敷地内に広場や歩道状空地などの歩行者空間を整備する。2つの広場は約500平方メートルと約1,100平方メートル。

 市街地再開発事業の建物が竣工するのは2024年2月、25年度には土地区画整理事業の南口駅前広場の工事が完了する予定。

この記事の用語

土地区画整理事業

市街地を面的に整備するために、土地の区画形質の変更や公共施設の整備を行なう事業の一つで、土地区画整理法に従って実施されるものをいう。 この事業の実施によって、例えば、不整形な土地や袋地が解消され、道路や公園が整備されることとなる。

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