不動産ニュース / 開発・分譲

2020/4/2

都営青山北町アパート建て替え、まちづくり団体が発足

「ののあおやま」完成予想図
「ののあおやま」完成予想図

 市街地開発(株)、東京建物(株)、三井不動産(株)、(独)都市再生機構、青山共創(株)の5者は1日、「(一社)まちづくり ののあおやま」を設立した。現在開発を進めている「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」(東京都港区)においてまちづくりを担う。また同時に、同プロジェクトの街区名称を「ののあおやま」に決めたと発表した。

 同プロジェクトは、老朽化した都営住宅「青山北町アパート」を建て替える民活事業。高層化・集約することで、用地を創出し、青山通り周辺エリアの拠点となる複合市街地を形成する。都有地を約70年間の定期借地契約で借り受け、敷地面積7,895.01平方メートルに、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上25階地下1階建ての複合ビルを建設する。建物は低層部に店舗や認可保育所、地域交流施設を配し、2~4階に特定施設入居者生活介護サービス付高齢者向け住宅「ツクイ・ののあおやま」(49戸)、5~25階は賃貸住宅「クラス青山」(229戸)とする。

 「まちづくり ののあおやま」は、周辺のまちづくり組織や地域住民と連携し、青山エリアでエリアマネジメント活動を推進していく。街区内に創出する緑地空間やビオトープといった自然環境を生かして、体験型の環境学習や音楽・映画に関連した文化イベント、居住者のコミュニティ支援などを行なっていく予定。

 同プロジェクトは5月28日に竣工する予定。

この記事の用語

エリアマネジメント

地域における良好な環境や固有の価値を維持・形成・向上するための取り組みで、地域住民などが主体的に行なうものをいう。和製英語である。

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。