不動産ニュース / リフォーム

2020/5/13

買取再販事業者向けのARサービスがプレ始動

「ARリノベ(仮称)」イメージ

 リノべる(株)は11日、AR(拡張現実)コンテンツの開発事業を展開するKAKUCHO(株)(東京都渋谷区、CEO:竹本泰輔氏)と協働でARを活用したリノベーション買取再販事業者向けプラットフォームサービス「ARリノベ(仮称)」をプレ始動した。

 同サービスは、リノベーション済み物件の商品企画・設計・施工・販売支援のプラットフォームサービス。すべてが完成した状態で販売するリノベーション物件は、内装が好みではなかった場合は、購入を見送るか、消極的に受け入れるか、リフォームなどで自分好みに変える必要があった。同サービスでは、キッチン、洗面化粧台、アクセント壁、建具などが未設置の半完成状態で内覧・販売を実施。内覧時に、顧客自身がARを使い、未完成の部材をリアルな空間に配置することで、大きさや質感などの完成イメージを確認しながら購入を意思決定できる。

 リノベるの2,800戸超の実績から、人気の仕様をセレクト。ARによるセレクト箇所は物件ごとに変更可能。ARを活用するのに最も効果的な箇所を提案し実装する。間取りもリノベるが販売観点や実績を踏まえて提案し、買取再販事業者で決定できるため、物件毎に特色を出すことも可能。Web上で選んだ仕様は、追加コストや、トータルコストも確認できるため、顧客は安心して検討することができる。

 仕様の確定後、売買契約と工事を経て、トータルで1ヵ月~1ヵ月半程度で引渡しとなる。販売会社に対しては、リノベるが販売方法のレクチャーを実施する。提供可能エリアは、首都圏、名古屋、大阪、兵庫エリア限定とし、2021年度以降の全国展開を目指す。

 第1号物件は、(株)リアル(名古屋市中区、代表:片田一幸氏)の協力により、名古屋市営地下鉄「八事」駅の最寄りのマンション内に完成。同サービスの本格始動時期は、第1号物件のシステム・サービスに関するトライアル結果を分析し、改善した後に決定する。なお、同物件の販売開始を皮切りに、6月より同サービスのパートナー企業となる買取再販事業者向け説明会も実施する予定。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。