不動産情報サービスのアットホーム（株）は25日、データ解析事業のアットホームラボ（株）およびマーケティングシステムの企画・開発・運営を行なう（株）GFLと業務提携し、AIを活用した不動産クロージング技術についての共同研究を開始した。
クロージングには、豊富な経験と高度な説明力・言語化力が求められるため、これまでは限られたベテラン営業担当者のスキルに依存していた。今回の研究では、ベテラン営業担当者のクロージングスキルを、AIの活用によりデジタルの世界で再現。同社加盟店の早期成約と消費者のスムーズな住まい探しを支援する。
同研究の具現化第1弾として、2020年秋頃をめどに、物件のアピールコメント自動生成機能をATBBに搭載する予定。AIを活用することで、画一的なコメントではなく他物件と比較して特徴的な条件・設備に関するコメントを優先的に採用するなど、消費者に物件の魅力を十分に伝えることを可能とする。
今後は、物件の潜在価値抽出技術、顧客洞察抽出技術、言語化技術の3領域の研究を進めていく。
