不動産ニュース / 開発・分譲

2020/6/25

「青山ベルコモンズ」跡地の複合ビルが竣工

「the ARGYLE aoyama」外観

 三菱地所(株)は24日、「青山ベルコモンズ」の建て替えプロジェクト「the ARGYLE aoyama(ジ アーガイル アオヤマ)」(東京都港区)の竣工を発表した。

 東京メトロ銀座線「外苑前」駅より徒歩3分。敷地面積は2,264.27平方メートル。建物は鉄骨増一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下2階建て。延床面積は2万3,122.57平方メートル。

 オフィス、ホテル、商業の複合機能を備えたビルで、東京都の総合設計制度を利用し効率的な空間利用を実現。歩行者空間のゆとり確保や広場上空地も確保した。また、施設全体が交流・溜まりの空間となることを狙った施設構成としており、コミュニティや情報のハブとなることを期待している。さらに、南青山三丁目交差点側の壁面には縦5m・横10mの大型デジタルサイネージを設置し、情報を発信していく。すでに満室稼働が決定済み。

 5~15階のオフィスフロアは、天井高約2,800mmの整形空間が特徴で、基準階の専有面積は約250坪。また、約48時間の電力供給が可能な非常用発電や、各フロアに防災備蓄倉庫等を設置した。

 3、4、16~20階はホテルフロアで、「オリエンタルホテル神戸」(神戸市中央区)等を運営する(株)Plan・Do・Seeの東京初出店となる「THE AOYAMA GRAND HOTEL」(客室数42室)を8月に開業予定。1980年代を意識したライフスタイル型ホテルとして運営する

 低層の1、2階は商業ゾーンで、紅茶専門店やアパレル、飲食店といった店舗を誘致。7月1日より順次開業していく。

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