不動産ニュース / 開発・分譲

2020/7/6

東建、竹芝の築40年超マンションを建て替え

「イトーピア浜離宮」建て替え後イメージ

 東京建物(株)は、「イトーピア浜離宮建替え事業」を9月に着工する。

 同物件は、JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅徒歩6分、ゆりかもめ「竹芝」駅徒歩2分に立地する。敷地面積約2,820平方メートル。従前は、1979年築の鉄筋コンクリート造地上14階建て、延床面積1万1,193平方メートル。住戸(328戸)と店舗2区画で構成していた。

 築年数の経過により建物・設備の老朽化が進行。耐震性能の不適格箇所の存在が発覚したことから、2015年に建替推進委員会が設置され、同社は16年に事業協力者に選任された。19年11月の権利変換計画認可を経て、今年4月に地上部解体工事を終了。9月に、地下部解体工事も終了し、本体工事に着手する計画。保留床を取得し、分譲マンションとして販売する。

 物件が所在する竹芝エリアでは大型の再開発プロジェクトが進行していることから、あらゆる世代の住宅ニーズに対応した都心住宅として建て替える。鉄筋コンクリート造地上32階地下1階建て、延床面積約2万9,590平方メートル。住戸は420戸。1階には保育所を誘致する。ワンルームから3LDKまで幅広い間取り・プランを展開。また、屋上にウォーターフロントの眺望を楽しめる約120平方メートルのテラスを設置するほか、敷地内に緑豊かな公開空地を確保するなど、落ち着きのある環境を整える。

 竣工は23年9月の見通し。

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