不動産ニュース / 開発・分譲

2020/7/29

東建、西早稲田でコワーキング設置のマンション

「ブリリアシティ西早稲田」外観

 東京建物(株)は、大規模分譲マンション「ブリリアシティ西早稲田」(東京都豊島区・新宿区、総戸数454戸)のモデルルームを25日にグランドオープンした。

 東京メトロ「高田馬場」駅徒歩12分、同「早稲田」駅徒歩14分、同「雑司が谷」駅徒歩7分、大学が集まる文教地区に位置。かつての大名庭園であった肥後細川庭園など多くの名作庭園も徒歩圏にあり、敷地南側には神田川の美しい桜並木を臨むことができる。敷地面積1万2,348.42平方メートル、鉄筋コンクリート造地上15階建て。延床面積3万9,960平方メートル。住戸間取りは3LDK~4LDK、専有面積は71.48~93.30平方メートル。

 コロナ禍における在宅勤務の浸透や働き方改革を考慮し、共用部に、260平方メートル超・約90席の「コワーキングスペース」を設置。中心には神田川沿いの桜を臨める席のほか、4人掛けや8人掛けのテーブル席を用意し、「個室スペース」や「会議スペース」、プロ仕様の厨房機器を備えた「シェアキッチン」などの多彩な機能を集約した。施設は地域住民にも開放し、入居者同士や地域住民との交流拠点として機能も持たせている。運営は「ivyCafe NEIGHBOR&WORK(アイビーカフェ ネイバー&ワーク)」として首都圏で現在3店舗を運営する(株)アイビーリンクスが行なう。

 各住戸内には、リビングの一角に、パソコン作業や趣味、家事スペースとして活用できる「コミュニケーションスペース」を用意。リビングと洋室の間には「ウォールドア(可動間仕切り)」を設置し、ドアを閉じればテレワーク用の個室スペースとしての利用もできるようにするなど、アレンジ可能な間取りを多く採用した。

 販売開始は9月中旬、予定販売戸数は未定。予定販売価格は5,700万円台~1億2,000万円台。最多価格帯は6,400万円台。竣工は2022年3月下旬、入居開始は同年5月下旬の予定。

 2月28日の物件ホームページ開設以降、資料請求数は3,200件超、6月27日より開始した事前案内会では360組が来場済み。モデルルームの来場予約については、7月25日から8月末まで満席となっており、累計650組を超える来場者となる見込み。山手線内側と希少性が高く、かつ自然豊かで子育てや教育環境に適した立地、またテレワーク可能な共用部のコワーキングスペースや専有部のコミュニケーションスペースなどが高い評価を得ている。

住戸リビングの一角に、パソコン作業などに活用できる「コミュニケーションスペース」を用意した
共用部に地域住民も利用できる「コワーキングスペース」を設置

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「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

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