不動産ニュース / 開発・分譲

2020/7/29

大阪のコンパクトマンションにワークスペース

従来の洋室部分に設置したユニットスペース
ユニットスペースの背面の余剰スペースは在宅ワークのスペースや趣味のスペースとして提案

 東急不動産(株)は、住戸内に在宅ワークなどライフスタイルに合わせて活用できる「ユニットスペース」を設置できるコンパクトマンション「ブランズ大阪福島」(大阪市福島区、総戸数83戸)のモデルルームを8月1日から予約制でオープン。9月中旬から販売を開始する。

 同物件は、JR大阪環状線「福島」駅徒歩4分に立地する、地上15階建てのマンション。建設地は、企業の事業用地跡。間取りは1LDK・2LDK、専有面積約31~48平方メートル。男女シングル、DINKSをメインターゲットとし、コンパクトながら効率的な専有部と共用スペースを設け、新たなライフスタイルを提案する「BRANZプレミアムコンパクト」シリーズの関西第4弾。もともと、ライフスタイルの多様化に合わせた脱LDKのマンションとして企画が進んでいたが、コロナ禍を受け「ココロとカラダの健康」をキーワードに商品企画を練り直した。

 「ユニットスペース」は、1LDK・専有面積約41平方メートルの住戸20戸に有償オプションとして用意したもの。パナソニック建設エンジニアリング(株)の企画商品で、長辺2,200mm、短辺1,700mm、高さ2,000mm、広さ2.3畳。ルーバー天井で、内部は小上がり状になっており、布団・ベッドが置ける。開口部にはアコーディオンカーテンを付け、独立した空間にできる。調光照明も備えられ、施工費は約200万円。このユニットスペースを既存の洋室部分に設置し、余剰部分をワーキングスペースやヨガなど趣味のスペースとして提案する。一般的に空間の使い分けが難しいコンパクト住戸で、ライフスタイルに合わせて空間を使い分けできるほか、既存のクローゼットはそのまま活かし、収納率も確保する。

 共用部には、予約制で入居者ひとりが専有できるブース「個ジム」を設置。(株)東急スポーツオアシスのフィットネス配信プログラムでエクササイズができる(利用料は共益費に含む)。また全戸分の専用宅配ボックスを設置。ネットスーパーの食品を宅配ロッカーで受け取れる「食デリサービス」も導入する。

 販売価格は未定だが、周辺競合物件と同水準の坪300万円台を目指したいとしている。

「ブランズ大阪福島」完成予想図

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