不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/8/11

利益は過去最高更新/住友不21年3月期1Q

 住友不動産(株)は11日、2021年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~6月30日)は、売上高3,159億5,900万円(前年同期比5.5%減)、営業利益827億6,200万円(同1.7%増)、経常利益840億5,700万円(同3.1%増)、当期純利益654億8,800万円(同17.3%増)。減収となったが、営業利益、経常利益、当期純利益は過去最高を更新した。

 不動産賃貸事業は、既存ビルの賃料上昇効果、前期竣工したビルの通期稼働が寄与し、オフィスビル事業は増収増益を確保。緊急事態宣言を受けてホテル事業やイベントホール事業は大幅な売上減となった。セグメント売上高は974億3,600万円(同0.1%増)、営業利益400億2,300万円(同4.1%減)。期末の既存ビル空室率は1.5%(前期末比0.1ポイント上昇)。

 不動産販売事業は、緊急事態宣言により営業活動を抑制したため、マンションの契約戸数が302戸(前年同期比716戸減)と激減したが、当期計上予定戸数に対する契約戸数は、約85%になるなど好調に推移。売上計上戸数は2,546戸(同411戸減)。セグメントの売上高は1,718億5,400万円(同7.5%減)、営業利益は441億8,800万円(同14.3%増)となった。完成在庫は竣工1年超が654戸(同406戸増)、竣工1年以内が851戸(同367戸減)。

 通期業績は、売上高8,800億円、営業利益2,040億円、経常利益1,900億円、当期純利益1,300億円を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。