不動産ニュース / 団体・グループ

2020/9/15

東京都不動産のれん会、創立60周年で祝賀会

「不動産業の地位向上に尽力してきた」などと語った品田代表

 東京都不動産のれん会は14日、東京會舘丸の内本館(東京都千代田区)にて創立60周年記念祝賀会を開いた。現役閣僚を含む国会議員や国土交通省幹部、友好団体トップなどが集まり盛会となった。当初5月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。

 冒頭、挨拶した同会代表の品田守敏氏は、「当会の源流は1960年の創立からさらにさかのぼること10年前にあります。当時はまだ戦後の混乱期で不動産を取り扱うルールがなく、詐欺まがいのことを働く人が多くいる状態でした。そこで、国に対して不動産取引に関するルールを作ってほしいと、都内の有力不動産会社が立ち上がり、『不動産取引法立法促進連盟』を結成。国に陳情活動を行ない、52年に宅地建物取引業法が施行されるに至りました。その団体が当会のルーツであります」などと、同会の設立前を振り返りながら紹介。
 その後、60年に正式に設立し、開局間もなかったフジテレビの番組スポンサーとしてテレビCMを展開するなど、業界の地位向上を図るために尽力してきたという。また、今後について「厳しい時代が続くが、のれん会に所属する会員の実力と質は高い。会員の力を合わせて80周年、100周年を迎えたい」と語った。

 来賓として挨拶した赤羽一嘉国土交通大臣は、「現在、わが国はコロナによって大変困難な状況に置かれている。今後の『ウィズコロナ』時代の国民生活は、大きな変化が起きると言われている。テレワークの進展によって二拠点居住やワーケーションという新たな住まい方・働き方への変化、より広い家を求める住ニーズの変化なども予想される。実際、東京都からの流出人口が流入人口を上回るといった事象も確認されるなど、国民の『生き方』に変化が起きているのではないでしょうか。そうした中で、不動産流通やまちづくりの担い手として、不動産業界が果たすべき役割はさらに大きくなる」などと話した。

 このほか、加藤勝信厚生労働大臣、萩生田 光一文部科学大臣らも来場。パーティのラストにはテノール歌手の秋川雅史氏のショーも行なわれ、「千の風になって」などヒット曲で盛り上がった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通40周年

月刊不動産流通 月刊誌 2023年10月号
不動産実務に役立つ情報が満載!
協力すれば空き家が蘇る
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2023/10/1

「海外トピックス」更新しました。

旧教会を改装した美しい建築物たち【オランダ】」配信しました。
オランダには教会建築が約7,000棟存在しますが、そのうち約3,000棟が教会「以外」の用途で活用されています。現地ライターが、教会建築を独自のアイディアでリノベーションした事例を紹介します。