穴吹興産(株)は9日、郊外型ワークプレイス事業「hitoride(ヒトリデ)」を開始すると発表した。11月16日に初弾施設「hitoride立川」(東京都立川市)を開業する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅ワーク・カフェなどでのリモートワークが普及してきたものの、一方で「小さな子供がいると難しい」「(カフェなどでは)集中して仕事ができない」といった課題も顕在化してきた。そうした背景から同社は、個室を中心としたテレワークスペースとして「hitoride」を考案した。
「hitoride」は、東京23区郊外の主要駅から徒歩10分圏内に構え、オンラインミーティングも可能な個室中心のレイアウトとする。また、サーモグラフィーによる入室時検温の実施や全デスク・スペースで抗菌コート仕様とする。契約手続きはオンラインでの完全非対面。利用は最短15分から対応できる。また、従量課金制での法人契約もあり、個室の月額契約も可能。
初弾の「立川」は、JR「立川」駅より徒歩3分、ペデストリアンデッキで連結するビルの4階にオープンする。面積は420.4平方メートル。サテライトオフィス1室、月極個室(賃料7万円)が9室、個室18室、ブース席やカウンター席なども用意している。利用料金は15分200円から。
同社では「立川」の運営を通じてノウハウや利用者ニーズを蓄積、年2~3物件の開設につなげ、将来的には首都圏で10物件以上の運営を目指す。