(株)三栄建築設計は27日、2021年8月期~23年8月期の中期経営計画「MELDIA ACTION PLAN2023」(MAP2023)を発表した。
同社グループは、18年10月に19年8月期~21年8月期の中期経営計画を開示していたが、新型コロナウイルスの影響等により実績・業績予想から乖離が生じたため、今回新たに策定した。
20年8月期(19年9月1日~20年8月31日)は、新型コロナウイルスの影響により、販売用不動産の売買において契約解除や商談中止などが生じたほか、子会社の建設請負事業で、一部工程遅延が発生し、売上高1,149億3,800万円(前中計予想に対する達成率88.4%)、経常利益71億9,100万円(同66.6%)にとどまった。期中である21年8月期(20年9月1日~21年8月31日)においても投資不動産売買事業および海外事業、ホテル事業などにおいて前中計の予想数値の達成が難しい状況。
今回発表した「MAP2023」では、主力事業である戸建分譲事業の拡大を軸に、周辺事業および子会社を含めたグループ全体の持続的成長を目指すことを基本方針とした。「デザイン性」「居住性」の高い住宅を提案することで他社と差別化を図っていく。
最終年度である23年8月期は、売上高1,800億円、経常利益126億円、当期純利益80億円を目指す。