不動産ニュース / 開発・分譲

2020/11/6

みずほ銀本店の建替事業を竣工/三菱地所

日比谷通り側から望む「みずほ丸の内タワー」(奥)

 三菱地所(株)は6日、(株)みずほフィナンシャルグループ、(一社)全国銀行協会との共同事業「(仮称)丸の内1-3計画」(東京都千代田区)の竣工式を実施。正式名称「みずほ丸の内タワー・銀行会館・丸の内テラス」を発表した。

 「みずほ銀行前本店ビル」、「銀行会館」、「東京銀行協会ビル」の3棟一体の建替事業。敷地面積約1万1,237平方メートル、延床面積18万878平方メートル。鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上29階地下4階建て。竣工は9月30日。

 「(仮称)タワー棟」と「(仮称)アネックス棟」の2棟で構成され、「(仮称)タワー棟」の丸の内仲通り側が「みずほ丸の内タワー」、「(仮称)タワー棟」の日比谷通り側が「銀行会館」、「(仮称)アネックス棟」が「丸の内テラス」となる。なお、「丸の内テラス」の商業ゾーンは11月5日にグランドオープンしている。

 「みずほ丸の内タワー」には、みずほ フィナンシャルグループの本部機能を集約(本年末より順次入居予定)。社員の自律的な働き方をサポートするため、オフィスは全館内無線LAN対応のロケーションフリー仕様とし、執務室ではグループアドレスを導入した。また、社内外の「偶然の出会い」「対面コミュニケーション」を促進するため、多目的スペース等も整備した。
 「丸の内テラス」は、 東京初出店や新業態等、飲食・物販・サービスの計11店舗で構成される商業ゾーンとプライベートクラブ「OCA TOKYO(オーカトウキョウ)」で構成。丸の内仲通りに面する路面店舗や、丸の内初となるルーフトップレストラン、大型エンターテインメントプレイスなどの地上店舗全てにテラス空間を配置した。

 建物間貫通通路「和田倉小径」など屋外空間も整備。ガラス屋根や植栽、ベンチ等のファニチャーにより、憩いの場を創出した。丸の内と大手町の結節点となる建物北側には、特徴的なフレームが備え付けられた「丸テラ広場」を設置。緑あふれる丸の内仲通りとシームレスに繋がり、イベントの開催やイルミネーション・アート等の装飾によりエリア全体と連携することで、有楽町から丸の内にかけてのにぎわいを、大手町方向へもつなげていく。

 エリアの周遊性の向上を目的に、地下ネットワークも拡充。隣接する日本工業倶楽部会館・三菱UFJ信託銀行本店ビル間連絡通路、都営三田線「大手町」駅および地下鉄東西線「大手町」駅コンコースとの地下接続工事を実施。東京駅と地下鉄2駅とをつなぐバリアフリー対応の地下歩行者ネットワークも整備した。
 また、丸の内熱供給(株)が提供する地域冷暖房システムにより、エリア全体で省エネルギー化も実現する。

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