不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/11/11

再生事業は2ケタ減収/サンフロ21年3月期2Q

 サンフロンティア不動産(株)は10日、2021年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~9月30日)は売上高321億6,400万円(前年同期比20.8%減)、営業利益56億6,700万円(同49.4%減)、経常利益53億8,400万円(同51.2%減)、当期純利益34億5,900万円(同54.1%減)の減収減益。

 主力の不動産再生事業は、売上高261億3,800万円(同26.6%減)、セグメント利益71億3,600万円(同41.9%減)。リプランニング事業の販売棟数が15棟(同9棟減)に減少。賃貸ビル事業もホテル事業からの賃料収入減少や、サブリース事業拡大に伴う支払い賃料の先行で利益が減少した。

 不動産サービス事業は、売上高17億700万円(同0.5%減)、セグメント利益11億4,100万円(同3.3%増)。プロパティマネジメント事業の受託棟数が403棟(同22棟増)と増加、期末稼働率は96.8%(同2.1ポイント減)となった。

 オペレーション事業は、売上高13万7,800万円(同49.2%減)、セグメント損失6億2,100万円(前年同期:セグメント利益2億700万円)。インバウンド客の急激な減少や一部ホテルの休館等の影響で、ホテル運営事業は売上高が減少。貸会議室事業についても、コスト削減等の対応をしたものの、売上、利益とも減少した。

 その他事業は、売上高34億9,800万円(前年同期比206.5%増)、セグメント利益9億6,400万円(同178.7%増)。海外事業においてベトナム・ダナンの高層分譲マンション「HIYORI Garden Tower」(306戸)の引き渡しを9月に完了。20年1~6月の引き渡し分について計上したことで、大幅な増収増益となった。

 通期予想は、売上高700億円(同4.4%減)、営業利益69億3,000万円(同58.2%)、経常利益65億円(同59.7%減)、当期純利益41億円(同61.6%減)を見込む。

 主力のリプランニング事業においては、平均事業期間がコロナ禍の影響により、490日(前年通期比81日増)と長期化していることから、事業リスクリターンの観点から、商品企画期間の短縮に取り組む。

 また、コロナ禍における新しいオフィスの在り方・働き方をサポートするサービスを展開し、事業を拡大する方針。同社が展開する貸会議室では、オンライン勤務に対応する機器の設置や、フレキシブルなスペースの設置等、新たなニーズに沿う新サービスの導入を推進。また、内装・什器等を備えた状態でリーシングする「セットアップオフィス」を強化するなどして企業の移転コスト軽減をサポートし、テナントの入居を促進させる。

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