三菱地所(株)を代表企業とする9社(※1)は17日、「うめきた2期開発事業」(大阪市北区)で展開する「『みどり(※2)』と『イノベーション』の融合したまちづくり」に向けた先行トライアルを実施すると発表した。
「うめきた2期地区開発事業」は、JR「大阪」駅前において、西日本最大のターミナル駅前にふさわしい都市空間の形成や、大規模な都市公園の整備による緑豊かでゆとりある空間の創出、国際水準の都市機能集積やイノベーション創出拠点を整備する事業。詳細は、2020年3月25日のニュースを参照。
トライアルでは、都市公園における先進的な管理運営・環境整備や、持続可能なパークマネジメントに寄与する付加価値創出に向けた多様なアイディア・企業活動、都市公園におけるアクティビティ活性化および新たなコミュニティ形成に向け、さまざまな実証実験を行なう。具体的には、ロボット、AI、IoTを導入し緑地管理の業務効率化・質の向上を図る他、「みどり」を媒体の一部とした企業プロモーションや、来街者のリフレッシュ・交流に資するアクティビティツールの活用等を検証する。実証実験の拠点として、同事業区域西側隣接地に2023年3月末まで開設する「うめきた外庭SQUARE」を活用する。
トライアルで得られた成果は「うめきた2期開発事業」のまちづくりに生かし、「みどり」と融合した生命力あふれる都市空間等をつくり、活力あふれる創造的なライフモデル「Osaka MIDORI LIFE」を創出する。
(※1)大阪ガス都市開発(株)、オリックス不動産(株)、関電不動産開発(株)、積水ハウス(株)、(株)竹中工務店、阪急電鉄(株)、三菱地所レジデンス(株)、うめきた開発特定目的会社
(※2)「みどり」は、単にまちの中に公園や緑地を確保することにとどまらず、未来に向けた都市や人間と自然、環境との新しい関係性を構築し、比類無き魅力を備え、都市の文化となる新しいまちづくりの空間の概念と定義している