
野村不動産(株)は30日、中規模オフィスブランド「PMO」を関西エリアで展開することを発表した。同シリーズを首都圏以外で初めて展開する。
「PMO」は、2008年より、中規模ながらワンフロア1テナントを基本に、ハイグレードな設えで提供するブランドとして、東京エリアにおいて39棟を供給。関西エリアにおいても品質の高い中規模ビルの引き合いが強かったこと、ワークスタイルの変化により関西エリア出身者が地元にとどまる動きが出てきたことなどを踏まえ、今回の関西進出を決定した。
23年までに全5物件(新大阪、四ツ橋本町、淡路町、淀屋橋、本町三丁目)を開発する計画。また、新大阪では新たなブランド「PMO EX」を立ち上げる。「PMO EX」は、「PMO」シリーズよりも各階フロア面積の広いビルを対象とし、1フロアを細分化した面積帯で貸し出すほか、専用サロンを設けるなど共用スペースも拡充させる方針。「PMO」よりも小さい面積で借りたいテナントニーズに対応する。
今後は、サテライト型シェアオフィス「H1T」、スモールオフィス「H1O」を含め、関西エリアでのオフィスビル事業を加速する方針。