積水化学工業(株)住宅カンパニーは14日、買取再販の新ブランド「Be ハイム」を18日に立ち上げ、首都圏、中部、近畿エリアでの買取再販事業を本格展開すると発表した。
セキスイハイムのストック住宅を対象に、買い取りから再販(継承)までを、品質維持・価値向上を図りながらセキスイハイムグループ内で完結。新築部門、アフターサービス/リフォーム部門、不動産部門などグループ連携により、売り主・買い主双方のメリットを創出する。
大手住宅メーカー10社が協力し設立した「スムストック」による建物査定額をベースに、買取金額を提示。築年数を経た住宅であっても、その価値を買取額に適切に反映させ、売り主オーナーをサポートする。
買い主には、定期診断スケジュールや補修計画が組み込まれた「60年・長期サポートシステム」の履歴をもとに、対象住戸の診断・補修内容も提示。住まいの品質(=健康状態)を見える化することで、安心な購入検討材料を提供する。また、買い取った住宅は築年数や状態に基づき、適切な品質を維持するためのメンテナンス工事や性能向上・設備刷新などのリフォーム工事を実施。工事実施の有無、オプション工事も項目ごとに明快に提示する。
同社は「Be ハイム」をESG経営の一環として、社会の要請と既存住宅需要の高まりに応え、住宅のサステナビリティと循環型事業の拡大を目指す方針。
2021年度は、年間130棟の販売を計画している。